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噂のP [Ristorante FI]


フィレンツェ、日中は28℃。

ほとんど夏です。




夏こそビステッカ!







…というわけで、

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナの名店特集、

その2です




「その1」はどこにあるかというと、

ちょうど1年前の記事ですが

「ロステリア・ディ・ジョヴァンニ 」

http://blog.so-net.ne.jp/firenze/2006-05-15

を「その1」ということにします。




さて、その2…




フィレンツェ在住のジャーナリスト、

池田 匡克・愛美夫妻のblog

「 Rotonda Club Italiana BLOG」

http://rotonda.blog.ocn.ne.jp/rotonda/

とホームページ

「 Rotonda Club Italiana」

http://www17.ocn.ne.jp/~rotonda/index.html 

 で、

「ここには名前を秘すがご容赦願いたい。そうしないと『日本のマスコミには漏らさない』と紹介者O女史に固く誓った手前面子が立たないのである」と

「P」とだけ紹介されていたビステッカの名店。




「では、やっぱり名前を秘さないとまずいのか」

と思っていたのだけれど…




でも

「もはやフィレンツェ行くなら是非Pへ、という方が増えました。もう名前を秘すのが意味無いくらいの有名店に。なので公開しました」という追記がついて、

お店の名前も「 Rotonda Club Italiana」上でめでたく公開。




「 Rotonda Club Italiana」の記事はこちら

http://www17.ocn.ne.jp/~rotonda/firenze_perseus.html




というわけで、その名店「噂のP」こと

リストランテ・ペルセウスです。






Ristorante Perseus

Viale Don Minzoni, 10r

Telefono: +39.055.588226




しまらないアングルの写真でごめんなさい。

(というか今回の記事は写真が鬼門です)

掘っ立て小屋風に写っているのは周囲を囲ったオープンテラス。

これからの季節は快適です。

店内全面禁煙のイタリアでは喫煙家に唯一残されたオアシス。

早めの8時からで予約をいれたのですが、

こちらはすでに満席。




大人4名+Taro君5歳でチャレンジです。

なんで「チャレンジ」かというと、

ボリュームが半端ではないから。




一つの大きさが決まっていて、

「ちょっとお味見」という訳にはいかないのです。

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナを食べるには、

それなりの準備と覚悟が必要です。




ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナは、

いわゆるTボーンステーキ…というか、その元祖。

カテリーナ・ディ・メディチとともにフランスに伝わって、

かの国のビフテキが生まれたという由緒正しいフィレンツェ料理です。

骨付きを分厚く輪切りにし、

両面を炭火で焼くというシンプルな料理。

味付けは塩・胡椒のみ。

お好みでレモン、オリーブオイルをかけるだけ。




だから、美味しいか否かは

1)素材の肉。

本物のビステッカは、キアニーナというトスカーナ地方のキアナ渓谷で育った白い大型の牛でなければならない。




2)肉の厚みと火加減。

T字型の骨のまわりのロースやフィレの味わいの違いを楽しむのが醍醐味なので、断面積には大きな違いがない。

肉の厚みは、その厚さが焼いた時に一番美味しいという店のポリシーで決まる。

断面積×厚み=一つのビステッカの大きさというわけ。




ちなみに焼き加減も店にまかせます。

厚さが厚さなので、どう焼いても外側はウェルダン 、中心はレア。ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナの場合、焼き加減のリクエストを受ける店はもぐり…




というようなお話は「その1」でも書きましたけど…。




ペルセウスの場合、ビステッカ一つ1kg!

その厚さは…







翌朝、猫達へのおみやげの骨で計ってみると、10cm!!

もちろん肉の部分は焼いて目減りしているにしても…。




メンバー構成は女性3名+男性1名+Taro君

なので2kgを全員でシェアする…ということで交渉成立。

誰と交渉したかというと、もちろんカメリエーリ(テーブル担当)と。




ついでに、このペルセウスで気になっていた事、それは…




池田夫妻のblogでも

「勘定は高いし、態度は不躾だけれど、美味しいから来ざるを得ない」

と書かれているサービス(応対)のこと。




けっこう使えるイタリアのレストラン情報のサイト

cerca RISTORANTI.com

http://www.cercaristoranti.com/

でもペルセウスは




AMBIENTE(雰囲気)  ottimo(秀)

BERE(飲み物=ワイン) buono(良)

MANGIARE(食事)   ottimo(秀)

SERVIZIO(サービス) discreto(可)

PREZZI(価格)     medi(標準的)




という評価。




で、サービスについての私達の感想は…

感動するほど素晴らしくはないけれど、

そんなに嫌になるほど酷くもなかった。

まあ…そこそこ。

(ちなみに「そこそこ」をイタリア語にするとdiscreto)




ターゲットとするビステッカの量は決まりましたが、

いきなりビステッカだけ食べてさよならという訳にも行きません。

アンティパストから始めてプリモは省略…という作戦を敢行。




写真がなかなか出てきませんが…




いつものように店内はノーフラッシュで撮影、

今回はお店が暗過ぎてまともな写真がないのです。

(冒頭の写真は誤ってフラッシュを光らせてしまったもの)




というわけで出来の悪い写真なので小さめに…



席料に含まれるフォカティーニ アンティパストのクロスティーニなど




フォカティーニは薄いフォカッチャ。パリパリとして美味しいです。

その他にもちろんパンもつきます。

アンティパストはミスト(盛り合わせ)でたのんだのですが、

レバーペーストとラルド(豚脂身の生ハム)のクロスティーニ、

ブルスケッタ・コン・ポモドーロ、

サルーミ(イタリアのサラミ)とラルドなど。




どれももちろん美味しかったのだけど(特にブルスケッタ)…

アンティパスト対決は、ロステリア・ディ・ジョヴァンニの勝ち?

ジョヴァンニのサルーミ・トスカーニSalumi Toscani(トスカーナのハム・ソーセージ盛り合わせ)は正直ワンランク上という印象。




ちなみにクロスティーニについては、

シニョリーア広場近くの「ヴィーニ・エ・ヴェッキ・サポーリ」※1と、

サンタ・フェリチタ教会そばの「レ・ヴォルピ・エ・ルーヴァ」※2が、

素材の鮮度と際立ったセンスで圧勝です。




※1Vini e Vecchi Sapori

Via dei Magazzini 3r

(近日ご紹介の予定)




※2 Le Volpi e L'uva

Piazza de' Rossi Tel +39.055.2398132

「ランチタイムはワインバーで」で紹介しています。

http://blog.so-net.ne.jp/firenze/2006-02-14




【豆知識】

クロスティーニcrostini(複数形)とブルスケッタの違い。

クロスティーノcrostino(単数形)は、グリルでトーストまたは揚げたパンの上に、レバーペースト、サルシッチャ(生ソーセージ)+ストラッキーノのペースト、アチューゲ(カタクチイワシの塩・オリーブオイル漬け)+バターなどの具をのせたもの。

ブルスケッタbruschettaは、軽く焙ったパンの上にオリーブオイル、ニンニクをすり込んだもの。具としてトマトやアチューゲなどをのせる事もある。トスカーナ州のマレンマーナが発祥。フェッツンタfettunta、パヌントpanuntoとも言う。




というわけで前哨戦のアンティパストではやや分が悪いペルセウスですが…。




もっともこのあたりは単に、いきつけのお店(ジョヴァンニ、ヴェッキ・サポーリ、ヴォルピ)に比べて、馴染みの少ないペルセウスには評価も辛口になりがちという事かも。

あるいはペルセウスのような「客に媚びない」タイプ(例えば腕の良い寿司屋に良くある)のお店は、顔を覚えてもらわなければ始まらない=出されるものも変ってくる…という事かも知れません。




しかし問題はビスティッカ。




 

切り分けるカメリエーレ ハウスワインはもちろんキアンティ




文句なしに美味しかった。

そして大迫力の厚さ。




ジョヴァンニとのビスティッカ対決は迫力でペルセウスか?




…と、一部、細かな注文はつけつつも、

圧倒的な迫力と肉そのものの美味しさに、全員納得でした。






かぶりつくTaro君     ちょっとコワモテ?のご主人




そんなわけで目的のビステッカには大満足。ここからは別腹編です。






お馴染のクレム・カラメル   トルタ・デッラ・ノンナ




写真は美味しそうに写ってませんが、実際はとても美味しかったです。






ジェラートも絶品






切り分ける前のトルタ・デッラ・ノンナ




どれも奇をてらったところはなく、ごく普通につくっているのだけれど抜群に美味しい。

ペルセウスのドルチ、恐るべし。

ペルセウスを訪れたらビステッカで降参しないで、是非ドルチも味わってください。




お店の雰囲気はこんな感じです。








最後の写真、夜が更けても入店を待つ人で賑わう店の前




まだ新参者なので入口近くの席でしたが、馴染客になるとさらにいちだんと素敵な雰囲気のお店の奥の席に案内されるはずです。




もう一つ、問題のお値段ですが、

4+1人 185Euro  (11/05/2007)

…と、(法外の円安Euro高を考慮に入れれば)

充分リーズナブルなお値段でした。




Ristorante Perseus

Viale Don Minzoni, 10r

Telefono: +39.055.588226

リベルタ広場近く。




地図はこちら



Ristorante Perseus







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詳しくは前回の記事「みるこん賞品です!」

http://blog.so-net.ne.jp/firenze/2007-05-03

をご覧ください。




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コメント 24

ぱふ

うわーっ、大迫力っ! 見ただけでお腹いっぱい(?)
でも、おいしいんですもんねー。家庭じゃできないご馳走です。
フィレンツェ、行きたいなぁぁぁ。
by ぱふ (2007-05-17 21:37) 

neko

凄い量。そしておいしそう。
猫の食事も凄い・・・

28度、夏ですね。
行きたいなぁ~
by neko (2007-05-17 21:48) 

てんとうむし

うむむ・・・・さすが狩猟民族!という迫力を感じました。
トルタ・デッラ・ノンナとTaro君のジェラートの伸び具合もたまりません♪
by てんとうむし (2007-05-17 21:51) 

Nicoli♪

かぶりつきたい~♪
by Nicoli♪ (2007-05-17 22:30) 

kotobuki1946

 凄いボリュームのお肉ですね。 しかもほとんど素の味との事、本当に肉が美味しいですね。 これだけ食べて更に、デザートこれは別ばらがなければ無理ですね。
by kotobuki1946 (2007-05-17 22:36) 

あやっぴぃ

NHKの、「今日の料理」で、ステーキは最低1.5cmはないと
肉の旨みが味わえないって言ってましたけど...。
そんな問題じゃないって感じですね(^^;)
肉食人種、おそるべし~。
アンティパストとドルチェだけって、無理でしょうね~。
by あやっぴぃ (2007-05-17 23:03) 

柴犬陸

すごい、すごい。
今度フィレンツェへ行ったら、絶対「リストランテ・ペルセウス」へ寄りた~い。
でも、大勢で行った方がいいみたいだけど。
by 柴犬陸 (2007-05-18 00:20) 

anthurium

食べてみたい~♪
by anthurium (2007-05-18 02:54) 

SOLE

食べたい!フィレンツェに行きたい!
by SOLE (2007-05-18 05:22) 

toraneko-tora

PC ダウンでしばらくご無沙汰しました 明日から再開します
また、よろしくお願いします

↑ のようなわけで、ご無沙汰して伺ったとたんに 「おいしそぅ~」 なものばっかり・・・・・・・
by toraneko-tora (2007-05-18 07:12) 

maam

すごい迫力ですね。
素材のおいしさでいただくもの、って好きです。
ドルチも魅力的♪
by maam (2007-05-18 09:51) 

HIRO

こんにちは。
流石は食に拘る国だけの事はありますね。
一度食べに行きたいなぁ。
by HIRO (2007-05-18 10:16) 

シェリー

スゴイ・・・迫力のお肉ですね~
でも全部食べれちゃう美味しさなんですね。
ツアーなんかじゃなかなk体験できないような雰囲気☆
もちろんドルチもいただきたい~☆
by シェリー (2007-05-18 12:25) 

にこちゃん

フィレンツェの市場の傍の「ZAZA」というお店で、
ビフテッカ・フィオレンティーナを頂いたんですが、注文にきた人に
「何キロにしますか?」って訊かれて、驚きました。
やっぱりふつーに大きいんですよね。ちなみに私達は二人だったので
最小のサイズ、800gがあったのでそれで。
外が真っ黒で中が鮮やかな赤、やっぱりあの芳ばしい香りを思い出します~
いいなぁー、違うお店でも食べたかったので、
いつか行けたらここで食べたいです・・
by にこちゃん (2007-05-18 16:21) 

旅爺さん

いや~今から簡単に夕食を済まそうとしてたら・・・・
凄いボリュームのお肉ガ・・・ク~・・・・・!配達してください!(笑)
taro君の食いっぷりは野性的でいいですね。 
隣の写真は・・メイコさんがナイフで脅されてるようですけど・・でも笑ってる
北イタリアは行って無いので行ってみたいです。
by 旅爺さん (2007-05-19 17:47) 

yume_yume

豪快なお肉ですね!!
今から、お昼の準備。。。
これ見てたら、イタリアンが食べたくなりました~
大きなジェラートも、美味しそうです♪
by yume_yume (2007-05-20 11:39) 

鈴木浩司

写真一枚一枚、どの写真からも食欲を掻き立てられます。
豪快!そしてお店の雰囲気もとてもよさそう!!
見てるだけでも人差し指はホッペを指しそうです。。
by 鈴木浩司 (2007-05-20 23:06) 

Inatimy

牛肉は独特の肉の臭みが苦手ですが、炭火焼となれば、そそられますね。さらに生焼け部分も苦手なので、大勢で行って、十分焼けた部分のおこぼれをいただこうか・・・と、イタリアに行く予定も今まったくないのに、頭の中で計画してます。 骨付きは魅力的です♪
by Inatimy (2007-05-21 18:28) 

ツカ

ビステッカというの初めて聞きました!
超美味そ~~~~♪♪♪(≧▽≦)ノ
あ~、ドルチェも美味そうだ~♪
イタリア行きてぇ~~!
by ツカ (2007-05-24 01:31) 

ミカチ

美味しそうですが!小食派には食べきれないほどの量ですね。
ピザ半分食べるのがやっとなので、沢山食べられる人が羨ましい!
by ミカチ (2007-05-27 02:31) 

Minovsky

ビステッカ!
ウィーン・スタンダードに慣れてしまった目にはまぶしすぎます!
by Minovsky (2007-06-04 07:36) 

miki

はじめまして
ペルセウスのすぐ裏に住んでます
やっぱり大勢で入った方が安くつきますね
私たちは夫婦で入って、アンティパストを分けて、ビステッカ食べて、ワインとお水で100は超えます
ドルチェなんか頼んだら・・・
でもここのプリンはおいしいですよねえ!
ちなみに、これからここへ行く予定の方
プリモはいまいちだし、ビステッカで十分おなかはいっぱいになるので断然アンティパストをお勧めします
ブルスケッタはときどき作り置きでパンが固かったり、オリーブオイルでよれよれになってたり、はずれなことがあるので、ハム、サラミ系か、小エビとアボガドのサラダがお勧めです
私はいつも小エビとアボガドです
フィレンツェ店は店員の態度がいまいちだけど、フィエーゾレ店は感じいいですよ
一度お試しあれ
by miki (2007-08-19 06:39) 

tomo

はじめましてフィレンツェに滞在中のtomoです。記事を参考に先週ペルセウスいってみました。結構近くにこんないい店があるなんて!(via faentinaに住んでいるので)、初ビステッカアッラフィオレンティーナ!最高!トルタディノンナの味も忘れられません!フィエーゾレ店も行ってみたいです
by tomo (2008-09-05 16:16) 

plot

tomoさん初めまして。
やっぱりビステッカですよね。
記事のup、なかなかペースがあがりませんが少しずつ充実させていくつもりです。よろしく!
by plot (2008-09-13 22:06) 

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